四国一周自転車遍路（95.10.23～95.11.21）
第２日目＜10月24日（火）京都府笠置町→徳島県徳島市　 77.95㎞＞

　５時、辺りが白んできたので、起きる。天気予報は昼前から雨と言っているので、早めに出発することにした。朝食をとって、６時半頃、出発した。今日は大阪南港からフェリーに乗って、徳島まで行く。
　木津川沿いの国道163 号を走り、大阪を目指す。走ること１時間、木津川に着いた。当初、14時20分のフェリーに乗るつもりでいたが、この分だと、その前の11時50分に十分間に合う。午後からの雨も考えて、先を急ぐ。奈良盆地を抜け、大阪府に入った。しかし、大阪市に入るためには、生駒山地を越えなくてはならない。軽い峠越えをした後、逢坂峠に挑む。かなり急な登りで、大阪市方面へ向かう車の横を自転車を押して登る。やっとの思いで登り切り、トンネルを抜けると、眼下には大阪市の町並みが広がっていた。そして、渋滞している車の横を時速50キロで一気に駆け下りた。
大阪府逢坂峠
大阪市方面への渋滞の脇をすり抜ける

　通学時間帯の門真市を抜け、大阪市に入った。国道１号にぶつかったところから向きを変えて、南下する。阿倍野区田辺に温泉浴場があるので、入ろうと思っていたが、時間が無さそうなので、南港へ急ぐ。道に迷いながらも南港への道に入った。南港を目の前にして、ついに雨が降ってきた。構わず走り、出港10分前に着いた。
　フェリーで徳島までは３時間半あるが、することがないので、横になったり、テレビを見たり、甲板に出たり、何となく過ごす。
　15時20分、定刻通り徳島に着いた。四国にやって来た実感がわかない。今日も野宿をするつもりで、佐古駅近くの銭湯で汗を流す。しかし、外に出ると雨が降っていたので、宿に泊まることにした。佐古駅前の「ビジネスホテル栄月」で旅装を解く。