四国八十八カ所徒歩遍路①（98. 3.25～98. 3.30）
第６日目＜３月３０日（月）＞
民宿ちば（小松島市）→19番立江寺（小松島市）《→徳島駅》

　７時３０分、出発。いよいよ今回の歩き遍路の最終日だ。先に出発していた同部屋のＳさんが杖を忘れてしまい、結局わたしより後を歩くことに。
　竹林の遍路道をゆっくり歩く。足はあまり痛くない。釈迦院で小休止。暑くなったので、上着を脱ぐ。ここでＳさんに追いつかれた。が、再び先行する。たんたんと歩き、１９番立江寺には、８時３０分頃着いた。大先達という人と話をする。ほどなくＳさんも到着。大先達さんの話に付き合うが、お年寄り特有の戦争話ばかりでこちらは返す言葉がない。
１９番札所橋池山立江寺
今回の打ち止め

　時間的にはまだまだ先を歩くのに十分な時間があるが、次回のスタートのことを考えて、ＪＲの駅が近いここで打ち切ることにした。９時３０分、１９番を後にして、近くのＪＲ立江駅へ向かった。しかし、まだまだ歩きたいなと言う気持ちが強いので、地蔵橋駅で下車して、再び歩き始めた。足の痛みがかなりひいたので、どんどん歩ける。新堤バス停付近でおじいさん遍路とすれ違うが、愛想無し。
　市街地をダラダラ歩いて、１２時頃眉山下まで来た。せっかくなので、ロープウエイで頂上まで行こうと思ったが、あいにくの工事中。徳島駅で昼食をとる。
　帰りの夜行バスまで、かなりの時間がある。大学時代の友人Ｏくんに頼まれていた「四国遍路ひとり歩き同行二人」を買うべく、１番へ。板東駅で、歩き遍路をしようとする男性も下車。５日ぶりの１番。お遍路をスタートさせようとする活気で充ち満ちている。何だかうらやましい。無事友人Ｏへのお土産を手に入れ、駅へ戻る。途中、１日目に声をかけてくれたカメラやさんのお兄さんと再会し、今回の旅の報告をする。
　徳島駅に戻り、駅裏の城址公園でくつろいでいると、外国人Ｈさんを発見。今日は近くのＹＨで泊まって、翌日、四国を後にするとのことだった。
徳島公園は桜が満開

　銭湯で汗を流し、ラーメンを食べて、夜行バスで四国を後にした。